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2006年12月18日
映画「パフューム」
先日、仕事の関係でベルリン・フィルが初めて映画音楽の演奏を担当した話題の映画「パフューム」の試写会に行ってきました。話題・・・といっても、日本での公開は来年の3月3日ですが、すでにドイツなどでは封切られていて、アカデミー賞最有力との声も。話題の最大の理由は、原作の小説が45ヶ国語に翻訳され、何と1500万部という桁外れのベストセラーになったズュースキント(一般には「ジュースキント」)の「香水」です。実はこの作家の処女作「コントラバス」という一人芝居用の戯曲は、「香水」が翻訳出版される前に、私が共訳ですが、翻訳出版しています。「コントラバス」を読んだ時、すでにズュースキントの凄さは予感しましたが、まさかこれほどまでのヒット作を書くとは思いませんでした。映画は原作とはちょっと違いますが、映像ならではの素晴らしさがあり、話題になるだけのことはあると感じました。興味のある方は是非、お出かけ下さい。
「香水」と「コントラバス」の原本、「コントラバス」の翻訳本
投稿者 eisvogel : 2006年12月18日 23:19