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2017年12月21日
悲しすぎる・・・
大いに心配していた「カワセミ元帥」・・・そう呼ばれるに相応しいくらいホバし続けたカワセミ・・・本当にこれほど自分の狩りのスタイルを貫いていたカワセミに出会ったことはありませんでした。若い個体だったので、今後さらに技に磨きをかけて見る者、撮る者を魅了してくれただろうに・・・あまりにも短い生涯・・・カワセミの平均寿命は2年と言われていますが(美鳥薄命!)、今回モズに襲われる瞬間まで目撃したので、その2年ですら生き抜くことが大変なんだと、今更ながら思い知らされました。現実は悲しすぎますね。
やはり気になったので今日も7時にはスタンバイ、先に来ていた方々に訊くと、まだ見かけないとのこと・・・いやな予感がしました。縄張りにしていた500mを上流へ、下流へと3回、4回行き来して探しましたが、見つけることができませんでした。昨日までは当然ですが、一番空腹な時間帯の早朝に採餌していました。8時過ぎてもホバどことか、全く姿を見せない・・・上流のオスが、下流のメスが縄張り内に侵入してきても、追い出すための行動も見かけない・・・もうダメだと思いました。寒い時期でもあり、怪我を癒やすため、体力を回復させるためにいっぱい捕って食べなければ生き抜けないことは明らかです。昨日の状況を大いに心配したのは当然でした。8時半過ぎに気分転換も兼ねて、一旦状況が変わったという池の方へ様子を見に行きました。ここ数日今まで池の主として君臨していた女王がいなくなって、別のメスが来るようになったと聞いていました。そのメスは私を出迎えてくれました、が、今まで見慣れていた場所、ピラカンサの枝でもなく、トベラの枝でもない・・・木道の上の枝でした。どうもそこから飛び込んで採餌しているようです。そしてドーナツ池がお休み処なのでしょうか、採餌後はそこで料理し、ペリットや糞を出すところも目撃しました。1時間ほどしてから、再度川へ戻りましたが、やっぱりその後もホバ元帥は姿を見せていないとのことでした。もう一度縄張り間を歩いてみましたが見つかりません・・・とても残念で、悲しいことですが、本当に死んでしまった、という現実を受け入れるしかないです。
天国へ行ってもホバし続けることでしょうね、冥福を祈ります。
これが昨日の最後の連続ホバです・・・11時5分・・・
そして11時6分・・・背中向きだったので、こっちを向いて、と声をかけたのですが、下流のメスに追われてそのまま飛び去ってしまいました。思えば、これが別れのシグナルだったのかも・・・
池では木道から飛び込んで大物をゲットしたのですが、動きのパターンが全く把握できていなかったので、水出の瞬間に間に合わず・・・
しかも左へ向かってすぐに右へ向きを変えたこともあって、数コマ完全にファインダー内から消えてしまいました。何とか1コマだけ追いついて・・・
その後はドーナツ池で大魚を料理・・・数分後にようやく呑み込みました。
ペリットの色を見ると、水生昆虫も捕っているようですね。
すぐにまた狩りに・・・
木道の上に止まっているときに撮りましたが、何と6mの至近です・・・警戒感が薄いのがちょっと気になりますね。
投稿者 eisvogel : 2017年12月21日 23:59