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2023年11月 8日
白変種カワセミ
今夕はもう全く期待もしていないので、16時半過ぎにピラ池へ・・・やっぱり飛来はゼロ、これで4日連続撮影チャンスもゼロでした。状況を知らずに朝から長時間待って、1度も撮影チャンスに恵まれずに帰る方々が、あまりにもお気の毒、明日以降急に状況がよくなるということはないでしょう、今年の「ピラカワ」は本当に終わりだと思います。ということで話題を「ピラカワ」からガラッと変えましょう。
SNS上でも話題になっていた「白変種」のカワセミですが、もうその話題性も薄れたので、ブログで紹介しても影響はないと判断しました。というのも一昨日行ってみたら、カメラマンは8時過ぎても一人も来ない、その後も昼までいましたが結局3人しか来ませんでした。毎回50人以上のカメラマンがいたことを思えば、何故?と、その理由を考えたくなるほどです。恐らく一番の理由は、白色だったカワセミが、白色でなくなったからでしょう。想定通りです、白変種なので、そうなると思っていました。胸、腹部はメラニン色素が完全に復活して、普通のカワセミと変わらぬ状態になりました。背中のコバルトブルー以外は、換羽の時期とも重なるからでしょう、わずか2ヶ月足らずで頭部も含め灰色、褐色がかなりの部分を占めるようになりました。それら普通のカワセミなら青く見える部分は、色素とは無関係な構造色によるものなので、もうすぐ光加減で青く見えるようになると思います。白いカワセミが数ヶ月で実際にどのように変化していくのか・・・それは生態に興味のある者にとってとても気になることです。
まず9月21日、最初に訪れた際に撮影した写真を少し紹介しましょう。この時点ではまさに「白いカワセミ」でした。ちなみに撮影場所は最悪、川幅が40m以上、両岸がコンクリの護岸、止まる場所の98%はコンクリ上、飛翔時、飛び込み時も90%に人工物が写ります。大きくトリミングしたら、かなりの部分は削除できますが・・・
1ヶ月後には、胸、腹、腹、耳、主翼裏側は橙赤色の色素が、羽の基部、裏側は黒褐色の色素がかなり回復した状態になりました。
投稿者 eisvogel : 23:59 | コメント (0)