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2023年11月10日

白いカワセミ

2度目に訪れたのは、1週間後の9月27日でした。撮影場所の状況を理解していたので、トビモノ系をメインに撮影できました。ただ9時過ぎには快晴になってピーカン状態、白い被写体には厳しい条件になってしまいました。少し色付いた感じでしたが、まだ「白いカワセミ」と呼べる姿で、特に飛翔時は何とも言えぬ美しさでした。

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川の中央寄りでホバを5、6回披露してくれました・・・
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胸、腹部はまだら状態で全く美しくない・・・
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強い陽差しを浴びたカワセミに露出を合わせると、背景が真っ黒に・・・
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普通のカワセミは強い陽差しを浴びると光沢ブルーで輝きを見せます。カワセミの青色は色素によるものではなく、光が当たることで発する構造色によるものです。つまりカワセミの羽自体が青色という訳ではないのです。白変種とは、何らかの理由で色素が欠けて白化した個体のことですが、この個体の両翼が少し黒ずんでいるのは、羽の基部の黒褐色の色素が回復しつつある証でしょう。後で紹介しますが、11月6日時点では、胸、腹部、耳、主翼の裏側などのオレンジ系の色素はすでに回復して普通のカワセミと同じ状態、羽も色素が急速に回復して灰色化が進んでいる状態でした。ただ色素が回復しても、青色を発する羽の微細構造が正常化しないと、灰色か黒褐色のカワセミにしかならないと思います。
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投稿者 eisvogel : 23:59 | コメント (0)